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Fの日常を日記で紹介
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情報は、持っているだけでは何の役にも立たない。
活用してこそ価値だあるのだが、活用の方法を知らない者が多い。

僕の一族は、芸術家タイプが多く、叔父などはテレビにも出演している有名な音楽家と懇意にしている。
その血筋からか、私の息子が大学を卒業して、ある漫画家の手伝いをすることなった。
話を聞いてみると、漫画もなかなか奥が深いと感じる。
絵に魅力が無いといけないのは当然ことだが、ストーリーも大切な要素で、画家と小説家の能力を必要とする。

息子が手伝いをする漫画家というのがちょっと変わっていて、雑誌等に連載をしていないらしい。
息子が言うには、夏と冬にイベントがあり、半年の間に書き溜めた漫画をそのイベントで販売して生計を立てているようだ。
半年分の生活費を数日で稼ぐのですからすばらしい才能の持ち主であることは想像できる。
そのような方に見込まれた息子の才能も大したものだ。

漫画の手伝いをするのにパソコンが必要だというので、パソコンに詳しいと自称しているKに聞いてみたのだが、どうも要領を得ない答えしか返ってこない。
ズバリ、お勧めの機種はコレと言った答えを期待していたのだが、共同作業をする仲間と同じ物にしておけなんて主体性の無い意見しか返ってこなかった。
まぁ、自分から詳しいと言う人間に限ってそれほどでもないということは良くあることで、普段パソコンの雑誌や参考書を読んでいるKも情報をうまく活用できない人種であった。
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僕はおいしい店があると聞くと必ず行くことにしている。しかし、がっかりすることが多く、その度に他人の舌は信用できないと感じてしまう。
ファミリーレストランには初めから期待していないので行ったことが無かったのだが、親戚が遊びに来たときに急に行くことになった。
ファミリーレストランというのは洋食だけかと思っていたが、最近は和食や中華、イタリアンの専門店があり、ユーザーニーズを研究していると感じた。
行ったのは、中華料理の店で休みの日で食事時ということでかなり混んでいたが混んでいると言う事は味にも多少は期待が持てる訳で、味は値段の割に良かった。昔から言われる安かろう悪かろうというのは、通用しないと理解しているようで、企業としての努力が見えた。
もっとも、僕の場合値段はあまり気にしない。うまい料理を作ろうと思えば、材料を厳選し、腕の良い料理人を雇う必要があるから、コストが上がるのは当然のことである。

僕は外食は一種のレジャーだと考えている。単に飯を食うのではなく家族や知人との楽しい時間を過ごすものである。
ところが、それを理解していない店が多く、平気で相席にしたり、ひとつのグループを別の席に案内するので驚かされる。
店としては可能な限り席を埋めたいのは判るが、それは店の論理であり、サービス業がやってはいけないことではないだろうか。

この店では、店員に名前と人数を告げて待っていると、席に案内してくれるシステムをとっていた。初めは少々戸惑い面倒であるが判ってしまえば非常によいシステムであると思う。客にしてみれば、相席や別々にされることが無い。店にとっては効率良く席を埋めることができる。今回は人数が多かったので、後からきたグループが先に席に付くことがあったが、店員が必ず僕のところに来て、了解を取ってから案内していた。
この程度のことで怒り出す奴もいるのだろうか。そのような気配りを自然にできるほどに店員の教育が徹底されている。これも企業努力の成果であろう。

なんとか席に案内されたところに、隣の職場のY課長が家族を連れて来た。
彼は名前と人数を店員に告げると待合用のベンチに座って待っている。
ずいぶん慣れてるじゃないか。
僕の部下には典型的な若者が多い。
議論は表皮的で、マスタープランやグランドデザインなんて言葉が脳内の辞書から欠落しているようだ。嘆かわしい。
彼らのいうことは取るべきところがほとんどない。また、「亀の甲より年の甲」という先達の箴言を知らない奴が多すぎる。嘆かわしい時代になったものだ。
なにかと反論するが、少なくとも僕は彼らより数年、いやもしかしたら十数年のキャリアをもって企業の中でやってきた僕に対してすこしは敬意を払って物言いすべきではないのか。
その不躾な態度や頓珍漢すぎる内容に、僕は、正直疲れる。聞く耳がもったいない。
また、ボキャブラリーの少なさと言葉遣いも非常に気になる。敬語もなっていない。
こんな若者が将来の日本をになうことになるのだろうか・・・
最近の若者には、ひとの意見を聞くという姿勢がない。
僕が話しをしても、最後まで聞かずに反論してくることが多い。
話というものは、最後まで聞いて、それを復唱して確認する。それから自分の意見を述べる。
こうしないと、まともな議論が展開しない。
また、話を聞かないどころか、自分の意見を主張しただけで、席を立ってしまう奴もいる。
こちらが黙って聞いているから、全てを了解したと解釈しているのだろうか?

昔の人は、良いこと言ったものだ。
なぜ、人は耳が二つあるのか。これは、自分が言うことの倍、人の意見を聞きなさいということだ。
その位人の意見に耳を傾け、その上で自分の意見を述べる。 これは大切なことである。
このホームページを作るにあたり、部下のKは本名など個人的な情報はできるだけ公表しない方が良いと強固に主張している。
とりあえず従っているが、本当にそうなのだろうか。
僕が読んだインターネットの入門書には、インターネットには専門の管理人は居ないと書かれていた。
管理人がいないのに多くの人に利用され、発達しているのは安全なことの証明ではないだろうか。
どうも、Kは変な先入観を持ってしまっているようですが、私が何を言っても聞かないようで困ったものだ。


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